学校法人 桃の里学園 幼保連携型 認定こども園 桃の里幼稚園 サイトマップ
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あしたにかける虹
当園創設者の福井崇が、「教育のねがい」として創作した詩です。
桃の里幼稚園では、園児の健やかな成長の為、努力しています。


パンドラはすべて
素晴らしい可能性の芽をもっている
その芽をみつけ
育てるのが
教師のアガペー








服を脱ぎ シャツを脱ぎ 靴を脱いで
はだかになり はだしになり
遊びに熱中しよう
こどもの赤裸々を露呈しよう
こどもをよく見せかけたいという
教師のベールを かなぐり捨てよう
彼らの持つすべての長所も
すべて短所をもさらけだすことから
この園のはぐくみはスタートする



対象をみつめ
対象に 心を動かし
驚きと感激に目を輝かし
想像の世界に遊ぶ
伝達したい主張が 自己表現され
自己の確立によって
こどもの心が育っていく
こどもの絵は
事物についてよりも
自分自身について
はるかに多くを語っている




我々は願う
こどもが自分のすることは自分で定め
材料や用具も自分で整え
常に新鮮な主題や技法を考えて
何ものにもとらわれず
自己を主張し
育ってほしいと





目にみえぬ何かのように
常にこどもたちのまわりを徘徊し
あらゆる手段による 励ましを与え
創造的雰囲気を作り出すのだ
こどもの表現はあらゆる手段に訴える
絵で
粘土で
製作で
ことばで それでも足りないときは
体全体でリズムにのって表現する
集団に影響されながら
個を確立し
その個は再び集団に影響する
それぞれの個は相乗的に成長する






こどもの柔軟性に乗じ
自由な心を拘束し
画一的な教材で クラス一斉に課題し
教えこむことによって
教育効果があると考えている
そんな多くの教師によって
幼児の創造は 枯渇する





こどもの無限の可能性を信頼し
彼らのアイデアを尊敬し
そのアイデアにこそ価値を見出し
その創造的心情を態度化できるよう
こどもの要求するものに
教師は同一化しよう




教師の常に燃える情熱は
光り輝く太陽の
みなぎるエネルギーとなって
青みわたる空のなかに昇華し
くゞり抜ける光に七色の虹をえがき
いつしか象徴の花を咲かせる